こんなにBlogから遠ざかっていたのは、初めてかもしれません。
実は、その間いろいろと下書きをしたりもしたのですが、どうも肩に力が入ってしまってる感じでよくない。学者病ですね。このブログで書きたい本質的な部分に関するネタは、コミュニティ・オーガナイザーとして働いていたときのほうが豊富だったように思います。研究職になると、どうも頭でっかちになってしまいよくない。感性が、失われますね。
さて、そんなことで、今日は肩の力を抜いて、短いものをぱっと書いて、寝ます。
今日、同志社大学のMartha Mensendiek先生の授業にゲスト講師として呼ばれたので、同志社大学の3回生に対して僕がニューヨークでコミュニティ・オーガナイザーとして働いていたときの話をした。特に、CO道のテーマでもある”Comprehensive Optimism”に関して話してきた。Googleでこの言葉を検索しても、あまりぱっとした検索結果が出てこないし、CO道のホームページが5番目に出てくるということは、まぁ、そんなものって事ですね。これは、僕の造語ですが、きっと誰にでも理解できることだろうし、特にCOの経験を通してその考え方が血肉に染み入るものだと思います。
まぁ、それはいいとして、今日思ったことは、コミュニティ・オーガナイザーに必要な条件は、1に計画性、2に優れた事務能力、3にここぞというときのリーダーシップ、だということです。
それは、Comprehensive Optimismにもつながると思う。何かを継続的かつ具体的に積み重ねることが、Optimismを持てるということです。これに限る。
PessimismやOverwhelmingnessとは、現実と理想のギャップによって生み出される。つまり、現実をgrasp出来ないときに、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったり、悲観的になるということ。その解決方法は、まずリラックスして、一つ一つこつこつやること。ましてや、コミュニティにおいて、複数の人間が、共通の目標を持ち、行動を共にするとなると、個人の持つイメージと、他のメンバーの持つイメージのギャップからその船が自ら沈没してしまうことがある。大切なことは、まずリラックスして、周りを見回して、人とつながり、具体的に行動する。コミュニティ・オーガナイザーとはそういった、一連のプロセスを側面から支える役。
今日の90分の講義で、それがどこまで伝わったかなぁ。なかなか難しいものですね。